水道管の埋設状況の調査のしかた!

 水道管の埋設調査には、見落としがないようにしましょう。 

 

 水道管の現地調査では、敷地内で、“量水器”(メーターボックス)を探します。

 

 あれば、ふたを開けて、量水器のメーターに記載されている口径を見ます。

 

 口径が13㍉、20㍉、25㍉、などと表示されています。

 

 ふたの裏に記載されている“水栓ナンバー”をメモします。

 

 中には、無記載の時もあります。

 

 既設メーターの口径が13φの場合には、平均的規模の住宅建築をする場合では、20φが必要になり、別途、費用負担が発生します。

 

 次に、“止水栓”を探します。

 

 万一、敷地の前に、2個が存在するときは、裏側の土地所有者が本物件を経由して敷地利用している可能性があります。

 直ちに、水道局に行き、「止水栓が2個ありますが、どういうことでしょうか?」と質問をして、調べてもらいましょう。

 大事件ですね。

 

 水道局では、担当課に行き、「埋設状況を教えてください」都質問をすると、水道管管理図を交付してくれます。

 

 その際に確認することがあります。

 

 ① 道路内の本管の口径

 ② 本管からの取出し口径

 ③ 量水器のメータ0口径

 

 この3点を必ず、確認します。

 

 ②の取出し口径は重要です。

 買主が共同住宅の建築を計画している場合は、取出し口径が20㍉の場合、8世帯、10世帯と世帯数が多い共同住宅では、メーター口径を25㍉あるいは40㍉などと、大きな量水器の口径が必要になるため、本管からの取出しが不足します。このため、取出し口径を40㍉にするためには、道路内の掘削工事が必要になります。

 

 このようなことを防止するために、事前に、”取出し口径”は重要な錠となります。

 

 不動産調査の基本は、「宅建業者の業務範囲を少し超えた分野で起きることが多いので、トラブル防止のためには、この分野の不動産情報の調査技術が必要」ということになりますね。

 

 

 

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2025年04月15日