役所は聞いたことには答えるが聞かないことには説明がない

 役所調査の問題点の第二は、”聞いたことに答えるが聞かないことは話さない”ということです。


 一見、当たり前のようだが、とても大切なことです。

 

 調査対象地に5mを超える崖がある場合、調査者が、「この崖は建築の際、大丈夫だろうか」と、疑問に思う人は、建築確認担当課で、「5mを超える崖がありますが、建築規制はありますか」と、がけ条例の質問をすることでしょう。

 

 これは、現地で、調査をする人が、疑問を感じたからこそ出てくる役所への質問です。

 

 しかし、現地の崖を気にしない人であれば、建築確認担当課では、「この場所の前面道路は、基準法上の道路ですか」という質問で終わって帰ってきます。

 

 役所側は、「がけ条例」の質問がないので、その話はしません。

 

 役所調査に入る前に、

①現地で気づいた疑問を思い浮かべること 

②買主の契約目的や利用計画を再確認しておきます。


 

 


 

 

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2024年03月24日