床下の地盤が陥没していることがある。

　“床下地盤の陥没の可能性の調査”は、通常の不動産調査では、水回りの使用しない部屋での床の上の通常歩行で生じる軋む音の有無で、床下の異変を告知できる場合がある。

 

　ただし、この方法では、床下の根太の損傷の場合、床下の束石の異変の場合、地盤の陥没の場合などが考えられ、確実な地盤陥没の可能性の有無の判断をすることはできない。

 

　床下の検査ができる場合には、それを知ることができるが、この検査業務は、通常の不動産調査とされていない。

 

（この場合、宅建業者の仲介業務における調査説明義務違反については、グレーゾーンの範囲である。）

 

（第九回は、次回に。全11回）

 

 

 

 

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