公設桝の現地調査のしかた!

 汚水桝の現地調査には、慎重さが必要です。

 

 敷地内で、“宅内用桝”を探します。

 

 既存建物がある場合には、敷地内には、たくさんの汚水桝がありますが、大切な桝は“公設桝”です。

 

 多くお市区町村では、汚水桝を公設桝として、市区町村が維持管理しており、下水道区域内では、一宅地に一つだけに市区町村のマークがあります。

 これを“公設桝”と呼びます。

 

 しかし、この公設桝が、下水道施設平面図には記載があるのに、現地で発見できない場合があります。

 その際は、担当課で探してもらうことができます。

 この場合、結果が出るまでに、数週間の日数が必要となる場合があります。

 その際、契約日に間に合わない場合は、「宅内用公設桝の設置なし」と、最悪の状況で重要事項説明をします。

 

 一方で、汚水桝が現地にあるにもかかわらず、下水道図面に記載されていない場合があります。

 

 無届で、勝手に、汚水桝を設置した場合もあります。

 

 この場合、現地にある汚水桝が、使用許可されていない設備の場合があります。

 そうすると、トラブルになりますね。

 

 この場合も、下水道維持課に、「現地にある汚水桝は公設桝か否か」と照会をすることができます。

 この場合も、回答の結果が出るまでに、数週間の日数が必要です。

 契約日に間に合わないときは、「本物件敷地には、公設桝の宅内取出しなし」として、重要事項説明をする必要があります。

 

 これも、最悪の結果を想定した不動産取引です。

 

 この公設桝制度は、一部の市区町村では採用していない制度ですので、下水道維持管理担当課では、「公設桝はありますか』と、確認をしておくことが大切です。

 

 

 

 

<エスクロー図書館は、無料でダウンロードできます>

 

 最新版の「開発文書・不動産情報告知書」(土地建物・土地・区分)2025.1月版

 最新版の「開発文書・現地調査方法基準」(媒介契約書添付用)2025.1月版

 最新版の「開発文書・重要事項調査説明方法基準」(重説添付用)2025.1月版

 最新版の「開発文書・重要事項説明義務項目147」2025.1月版

 最新版の「開発文書・重要事項説明補足資料」(重説添付用)2025.1月版

以上は、下記のエスクロー図書館に蔵書いたしました。

 

 

 最新の資料をご利用ください。

 

 

 ご希望の方は、エスクロー図書館にお入りください。 

 

エスクロー図書館に蔵書しました。

「開発文書・不動産情報告知書(土地建物・土地・区分)2025.1月版

「開発文書・現地調査方法基準(媒介契約書添付用)2025.1月版」

「開発文書・重要事項調査説明方法基準」(重説添付用)2025.1月版

「開発文書・特別依頼業務2024年11月11日改訂版」

「開発文書・契約内容不適合確認合意書」2024年11月版(告知書添付用)

「千葉市との協力文書・都市計画法・建築基準法その他法令の制限の概要」令和6年用

「開発文書・災害時にも対応する私道の念書」

「開発文書・初回の現地調査チェックシート」

 

 


 

2025年04月10日