認定公道と認定外公道の違いとは?

 

 所有者が行政機関である場合の“公道”の場合、道路法から見ると、“道路である”場合と“道路ではない”場合があります。

 

 市道と呼ばれるものは、道路法上、路線名、起点、終点、重要な経過地道路などを定めて、議会の議決を得て、市道に認定されます。

 この市道は“認定公道“といいます。

 

 一方、行政機関が所有している”公道“であっても、いまだ、市道に認定されていない道路があります。

 これらは、”認定外公道“といいます。


 将来、認定される道路と財産処分される道路とは?


 認定外公道には、「今はまだ、市道に認定されていないけれど、いずれ、将来、市が認定するかもしれない道路」があります。

 将来の見込みのある道路のうち、維持管理が可能な条例で定めた「条例指定道路」があります。

 「市長は、条例により路線を指定したときは、その路線の名称、起点、終点、法定外道路の区域などの事項を告示しなければならない。」とされています。

 この道路は、市道認定されている道路に準ずる道路ですので、「認定はされてないが条例指定された道路」で、しっかりした道路です。

 

 一方、「道路は確かに存在するが、どこかの民家の下に入り込み、現況は、位置、形さえも確認できないなど、将来的にも市道に認定できる見込みが全くない道路」があり、道路の財産としては、市が保有しているものの、管理や利用の見込みがないなどの場合、「市が財産放棄する可能性」のある道路です。

 

 このように、道路の種類や性質を確認することは、道路調査の基本であり、敷地と道路の関係を特定するための重大な情報となります。



 

 

 ご希望の方は、エスクロー図書館にお入りください。 

 

エスクロー図書館に蔵書しました。

「開発文書・売主の不動産情報告知書」2024年2月版

「開発文書・契約内容不適合確認合意書」2023年11月版

「法令・2023.4.1施行・法務省通達 抜粋(買戻特約の抹消)

「法令・2012.4月施行・森林法・所有者変更届出義務パンフ 」

「開発文書・初回の現地調査チェックシート」

「開発文書・不動産情報告知書2024.2.10土地・古家付土地用」

「開発文書・不動産情報告知書2024.2.10土地・区分建物用」

「開発文書・不動産情報告知書2024.2.10土地・土地建物用」

 


 

2024年05月20日